そこから聞いたてっ君の話しによれば追い掛けたら由優チャンは下でタクシーを待ってたらしい。



そして和解してからてっ君が車に乗せて家まで送ったらしいんだけど…。



「夜遅いから一応挨拶とか思ったらあんなビッグな有名人出てくるし…。」

「親父から由優を奪うのがマズムリだな…。溺愛しまくりだから。」

「溺愛だよなアレ~!!まず一発目でガッツリ胸倉掴まれた…。」

「ははっ!!」

「殴られるかと思ったら由優が止めてくれて…。一応挨拶したら上がれと言われまして…。」

「殺されなくてよかったねてっ君。奴ならやりかねない…。」

「マジで!?でも最後に『由優泣かせたら命はナイと思え』って言われたっけな…。」



大変そうだねてっ君…。



あたしは歓迎されてよかった…。



「あの人異常な怖さだから…。一応俺だっていろんな人間に出会って来たけどあそこまで命の危機を感じたのは初めてだ…。」



そんなに怖いの!?