俺がイヤなのはお前だ。



「何で転校してきた?」

「前の学校が合わなくて…。友達に仲間ハズレにされたからいづらくなっちゃって逃げた!!」



その性格だからだろ。



そっちもさぐり入れとこ。



「ってかさ、前から思ってたんだけどどっかで会った?」

「えっ!?」

「違うかな~…。似てるだけ?」

「それって…。」

「確か大通りのカフェとか~…。」

「あ、姉かも…。」

「姉ちゃんいんの?」

「最低な姉だから今は一緒に暮らしてないの。」



最低なのはどっちだよ。



俺のイライラポイント急上昇。



それからも昼はアリサとメシを食う日々が続いた。



メールも増えるし…。



「響っでん…わ鳴ってるっ…。」

「誰だよ…。あっ、聞かせてやる?アリサだけど。」

「最中にあの子の名前呼ばないで?」

「ん~…里佳チャンの声最高…。」



里佳チャン大好き…。