愛人!?



「ジュース買ってきてやった。有り難く思え。」

「何でくんだよ~…。里佳チャン帰ってくっから早く出てけ…。」



あ、帰って来ちゃった…。



みなかった事にした方がイイ?



「その里佳チャンが見たくて来たんじゃん。」



えっ!?



あたし!?



宣戦布告されるとか!?



いやいや、あたしが彼女だし…。



怯むな里佳!!



「あの…。」



あたし弱っ!!



開けっ放しの響の部屋に少し近付いた。



ベッドに座ってる髪の長い女の人…。



あたしの声に反応してゆっくりこっちを向いた。



なんで!?



なんで世界のモデルさんがいるの!?



「あなたが里佳チャン?」

「あっ…。はい…。」

「その顔だと響からは何も聞いてないみたいね?」



えっ…。



あたしは今から何を言われるの?