帰って響に話した。



「食べ物に釣られんなよ…。」

「釣られない~!!」

「安田シェフってあのカッコイイ人だよな~…。何で里佳チャンにばっかり寄ってくんだよ~…。」



いやいや、響に寄ってくる女のが多いから…。



相手にしてないみたいだけどさ…。



「あ、部屋片付けて来たから。」

「ウソ!?何かごめんね~…。」

「布団捨てちゃったけどね~。」



えっ?



捨てた?



「捨てたぁ!?」

「うん。嫉妬に狂ってポイッて。で、新しいの買ってきた!!同じ色のカバー探したし!!うん、問題ない。」



捨てた…。



嫉妬し過ぎじゃないかい!?



「無駄遣いだよ響…。」

「いいの~。俺には必要な金の使い道だ。」



相当嫉妬ぶかいな…。



妬かれた事ないから嬉しいけど。



「カギも変えてもらったし盗聴器発見したから撤去しといた。」

「とっ…。盗聴器!?」

「コンセントのプラグん中。これで安心。」



なぜ盗聴器なんて…。