「―――?!ぁ゛ーいい…ったああああ!」


あとから


傷口がいたくなってきた。


「…大丈夫?」


「は?」


誰?


コイツ


オレの…


仲間だっけか?


いや…


この柔らかい表情は…


不良のカオではない…


普通の


人だ。


「頭…血…でてんで…」

「あ…あぁ大丈夫やし…オレいつもこんなんやから」


「…カワイイかおしてんのに…オレとかゆったらアカンやん…」



「…うっさぃよ…」

自然と


あったかいもんか目から流れ出して来て。


とまんなかった。


久し振りに


普通の人に…


話し掛けられたよ…