~Yusuke~





「ヒカルゥ~!」







俺はヒカルに抱きつき、ヒカルごと芝に倒れた。





「えっ!?ヒカル、引越しは?」






隣で幸が目を丸くして驚いている。




ヒカルは幸に笑いかけた。








「親にはここの近くのコンビニで待ってもらってる。




 最後にここに寄ろうと思って・・・。」








そして、俺と幸、二人を見て微笑む。









「そしたら、二人に会えた。」









ヒカル・・・。











「ヒカルのバカヤロー!なんで俺に教えなかったんだよ!?」








「だって、悠ちゃんにすぐに教えたら追いかけてくるでしょ?」







うぐっ…。






隣で幸が笑う。






お見通しかよww








俺は幸の見た。









「幸がヒカルに言いたいことあるんだって。」







幸は“えっ!?”と驚く。





そして、少し考えてから、ヒカルを見た。









「絶対に戻ってきてね。」








ヒカルは深くうなずいた。





「じゃっ、俺、ヒカルに言いたいことあるから、ちょっと待っててな。」








幸はきょとんとしている。




でも、すぐに俺に笑いかけた。




ごめんな幸。すぐに戻ってくるから。





そして、俺とヒカルは幸から少し離れた場所に向かった。













まだお前に言ってないことがある・・・