そして、顔を上げて、いきなり立ち上がった。
復活が早いww
「こんな事をしてる場合じゃねぇ!行くぞ!」
へ・・・行くって・・・
悠ちゃんはベッドの隣にある折りたたんである車椅子を出した。
「これどうやって開くの?」
「えっと右にあるレバーを…」
バキッ!
悠ちゃんは無理矢理開こうとしたので、
車椅子の部品が折れ、壊れてしまった。
「やばっ!」
悠ちゃんは車椅子を見るが直りそうもない。。。
「やっぱり悠ちゃんだけヒカルにお別れを言いに行って。」
私はそぅ微笑むと、
悠ちゃんは叱られた子供みたいにショボンとする。
「それで…ヒカルに“頑張って”って伝えて。」
私がそう言うと悠ちゃんはそっぽを向いた。
「やだっ!」
悠ちゃん…?
悠ちゃんは突然、私を抱えた。
「ちょっ!?何っっっ!!!!??」
「お姫様だっこ♪」
ええええええええ!?
悠ちゃんはニコニコしながら病室を飛び出した。
「うっしゃ!ヒカルの元へ行くぜぇ~~!!!」
ちょっと待ってよぉ~~!!?