『結衣ちゃんさ、おもしろいこと言うね

1人漫才って…!!』


ケラケラと今も尚、笑い続ける稲葉さん

恥ずかしくて顔が真っ赤になる。



「そんな…笑わないでくださいよ…」



『ごめん、ごめん』


そう言いながらも稲葉さんの顔はまだ笑っていて。

やっぱり私…バカだな。



『あ、腹筋終わった??』


そう言われて一瞬、ポカンとする私

そう言えば…今、何回なんだろう


「稲葉さんがあんまり笑うから

忘れちゃったじゃないですか…」


稲葉さんはまた大笑い

もう…最悪だ。


恥ずかしいことだらけじゃんか…



『まあ、いいや。

30回やった、ってことにしよっか』


って…ラッキー!!

腹筋終わったよー!


と、喜んでいる私の足下には見慣れない物が…



『さあ、結衣ちゃん

1か1.5か3

どれが好き…??』


悪戯顔を浮かべる稲葉さん



「3…がいいです」