『ジャンプボールするから代表は前に来いよ』


そうよっしーに言われ女子で1番背が高い私は前に出た。

相手チームからは杏子が選出された。



ちなみに私は杏子より5センチほど背が高い。




『行くぞー』

よっしーがボールを高く上げる。


そして落ちてきたボールを手ではじいた。


それが試合開始の合図



私は走ってボールを持っている子の近くに行く。


「パス!!」


そう声をかけると私の手にボールが回って来る。


ドリブルしながら相手をよけてシュート

私がボールを投げると体育館は静寂に包まれた。



そんな中



「やったぁ~!!」


と、言う私の声が体育館に響いた。


私が放ったボールは弧を描きリングを通った。



開始30秒

早くも私のチームは先制



そして悪夢がすぐそこまで迫ってきていた…