「汗くさーい」
なんて言いながら
私が率いるチームのみんなはベストを着る。
今からバスケの試合なのだ。
そして私は燃えている。
なんたってまず、相手は杏子
負けず嫌いの私は杏子にこの試合を負けるワケにはいかない。
そして1番の理由は競技がバスケだと言うこと。
バスケ部のエースと言われる私はやっぱり負けるワケにはいかないんだ。
それに私はどっちかと言うと体育会系
あ…間違えた。
どっちかと言わなくても体育会系。
勉強はまったくと言っていいほどできない、苦手。
「好きな教科は?」
と、聞かれれば
「体育!!」
と、即答できちゃうくらいの体育会系
そして専門は球技
だからどうしてもはりきってしまう。
ただ私はバカだった。
これから起こる悲劇など知らず、
笑っていたんだから…