『てめぇ…それ以上言ったらどうなるか、分かってるよな?』

今まで聞いたことのない言葉と

見たことのない顔


2つとも稲葉さんには似合わないんですけど…



『分かってるとも、もちろん

けど?お前今、怪我人だし?


俺に手出しはできないじゃん?』


と、余裕の笑みを浮かべる津川さん。


あちゃー…

挑発しすぎじゃないですか?
いくらなんでも。



『津川?お前、忘れてることないか?

腕は…1本じゃない、ぞ?』


稲葉さんも挑発。

さすがにまずいと思い



「もうやめません?2人とも」

と、声をかける。


2人に一瞬、ギロリと睨まれたがその視線はすぐにやわらかいものに変わる。


コ、コワ…



『結衣ちゃんの言うとおりにしよう。


稲葉、お前ベットに寝てて体力なくなってるだろうから腹筋100回な』