帰り道
決心はしたもののいつ伝えようかと考えながら歩く。
今日電話してみようか…
いや、大事なことは直接だよな。
てゆうかこんなに家近いんだから…言おうと思えばいつでも言えるけど…
明日、朝一で言うか。
朝一から告白はあずもビックリするか。
うーん…
色々と考えてるうちにいつのまにかあずの家の前を通りすぎようとしていた。
「孝之くん!」
振り返ると、あずのおばさんが郵便物を片手に走ってくる。
『あ、ども…こんにちは。』
「こんにちは。孝之くん、今日の夜とか忙しいかな?」
申し訳なさそうに俺の予定を聞いてくるあずのおばさんに首をかしげた。
『いや…今日は別に暇ですけど。』
「そう!じゃあ悪いんだけど…今晩うちに来てくれないかしら?」
俺はよくわからないまま
頷いた。