次の日

昨日あんな会話をして少し気まずかったのが正直なところだけど、
なんだかギクシャクするのも嫌だから私は普通に孝之に挨拶をした。








本気で好きな女は抱かない。



じゃあ、その本気で好かれてて大事にされてる子は一体誰?





私はさりげなく、休み時間孝之の方を見てみる。




隣のクラスからよく遊びにくるあの背の高い女の子?


それともいつも友達感覚で孝之の隣にいるあの子?






私はそんな風に孝之の近くにいる友達を観察していた。





誰なんだろう。

孝之が本気で好きな女って。






幼なじみって本当に幼い時だけ仲良くて

今じゃ何もわからない。






自分が孝之と同じように大人っぽくなりきれないことに腹が立った。