「真剣にどうしよ?」
私は友達に相談をしていた。
「じゃあバスケ部の奴に電話番号聞いたら?」
「そんなん言ったら渡すってバレバレやん」
「もう開き直ったらよくない?」
たしかにそうだった。
それしか方法がなかった。
「分かった…。」
そういうと友達がバスケ部の奴のところに行って
「あべ先輩にたまきが電話番号教えてって言ってるって言っといて!」
そう言った。
「へっ?あべ君?わかったぁ~」
あまりにも頼りなかった。
まぁいいか

次の日



「『たまきって誰?知らん奴に電話番号とか教えられへん!』やって」
いやいや、それはないでしょ?
「うそやん;」
私は予想外の結果にショックを受けた。
その日は元気が出なかった。
でも、放課後に友達が
「そんなんありえへんやろ!本間のこと言ってや」
やっぱいい子だなぁ~★

もし電話してきて、親が出たらややこくなるから

それが私に番号を教えなかった理由だった。



意地でも番号ゲットしてやる。
私は本気でそう思った



その日もみきとメールをしていた。
電話番号をゲットした!
私はものすごく嬉しかった★
でも、まだ電話は掛けれなかった

だって緊張するもん。