数日後…。

その噂はバスケ部全員にまわっていた



もちろん…本人にも。
私は凄くショックだった。
そんなことに巻き込まれたくなかった。
そのおかげ?で嬉しいこともあったけど


ある日の部活後。
ソフト部がグランドにトンボをかけるため
バスケ部の前を通った。
そのときにちょっかい大好き人間が
「おいおい、たまきたまき!」
そう言ったらしい。
私は嫌な気持ちになった。
でも、先輩は顔を真っ赤にしてたらしい

なんで…?

ちょっと期待しちゃうじゃん!笑




その次の日の部活後…。
バスケ部とソフト部の集合場所が一緒で
時間もかぶっていた。
先輩がいたので
ついついガン見してしまった。
すると、5秒以上も目が合った
私は凄く嬉しかった!
「おい!アベス~」
みんなからそう言われていた。
私も部活の先輩に
「おいおい、たまぁ~」
そう言われた。
なんだか嬉しかった!
でも、なんであべ先輩がそんなこと言われたのか
そのときは分からなかった。
集合中もチラ見をすると
先輩と目があった。
その目をそらすと、
みんながちょっと見て
ニヤけていた。笑
集合中も私の心の中は心臓バコバコだった。
集合終了後。
私は緊張のあまりすぐに帰った。
すると、ちょっかい大好き人間が来た。
その連れも来た。

「うわぁ~きたぁー!!」

私は反射的に逃げていた。
信号待ちのときに
「あべ君がなぁ~」
信号がちょうど青になったので
ダッシュで帰った。
その続きに何を言ったのか気になるまま…