「…すっごく…轍に腹が立った…別に結野宮と付き合ってるわけじゃねーけど…俺は───結野宮の事が好きだから…轍に対して腹が立ったし…同時に羨ましいとも思った…俺、可笑しいですか?薫さん」



「ヒロ…」



僕はヒロの両頬をつねった 

「いっ…いはいへふはほるはん(痛いです薫さん)」


つねった後に軽く両頬をベチッと叩いた 


「ヒロは可笑しくなんかないよ♪僕も協力するから、轍に負けないよう頑張るよ♪」


「薫さん……ありがとうございます」


ヒロが笑った 


「うんうん♪ヒロは笑った方が可愛げあるぞ♪」



「その台詞聞いたらイライラしてきました」


「冗談♪冗談♪」