「先輩は…悠くんの事が好きなんですか?」
















「…はっ!?」


顔を真っ赤にして驚いた先輩 



「あっ…当たり前よ!私は、悠弥様の事が大好きよ!!」 



「なら…それが私を体育館に閉じ込めた理由じゃないですか」



「え?」


何が何だか解らないと言った風な顔をする先輩 



「さっき悠くんに殴られそうになる時、そういえば良かったんですよ。きっと悠くんなら理解してくれますから…ね?」



先輩の手をそっと握れば、照れ臭そうに言った 



「あんた…馬鹿じゃないですの?普通閉じ込めた人が殴られそうな時、助けます?」


「でも…顔は女の命…でしょ?」



そういうとクスッと笑われた 


「そうね…ごめんなさい、結野宮さん。ちょっと結野宮さんが羨ましかったみたい」


「もう気にしてませんよ」






後ろから悠くんが抱きついてきた 



「悠くん?」



「おい!もう紫音に手ぇだすなよな?こいつは俺の大事な妹だからな!」