「てめえら!ふざけんなっ!何もしてねえならなんで紫音が倉庫に閉じ込められてんだよ!」
「ヒッ…」
今にも殴りかかりそうな勢いで怒鳴る悠くん
そんな悠くんに恐怖を感じたのか、涙目になるリーダー的な女子
「ご…ごめっ…なさ…」
「誤ればいいってか!?ふざけんなよ!」
「おい!やめろ!」
殴りかかる悠くんを必死に止める速阪さん
どうしよう!止めなくちゃ!
「やめて!悠くん!もういいから!」
悠くんに抱きついてやめるよう頼む
「し…おん?…いいのか?」
「うん、いいよ。殴られた訳じゃないし…ね?」
「…しゃぁねぇなぁ…紫音がそういうなら…」
理解してくれた悠くんを背に、私は腰を抜かして、しゃがみこんでいる先輩に向き合う