待ち合わせ場所に着くともう何人かいた
「あ!悠!!………と、隣にいるのが噂の紫音ちゃん!?めっちゃ可愛いー!」
「まじ可愛いね!悠弥の妹にするのが勿体ねぇ!」
いきなり、外はねで苺のゴムで前髪を縛った男の子と、茶髪で肩より少し短いくらいの髪が跳ねてる男の子が近寄ってきた
2人共怖い………
「おい!紫音驚かすなよな」
「あ。ごめんね、紫音ちゃん…俺は清水薫(しみずかおる)。悠と同じ2年生!」
「僕は同じく2年の藤崎大和(ふじさきやまと)」
苺のゴムで前髪を縛った先輩が清水さん
茶髪の先輩が藤崎さん
2人共、見た目は不良って感じだけど優しそうな先輩だな。よかった
「…すまねぇな。2人とも煩くて…」
「え…あ…えと?」
誰?
「あぁ、俺は速阪俊也(はやさかしゅんや)あいつら馬鹿と同じ2年。
まあ、あいつらも悪気があったわけじゃねぇから許してやってくれ」
「は…はぁ…」
……………なんだかお父さんって感じだな
「俊也…お前何気にひどい事言ったろ…」
「……あとはヒロだけか…」
「あいついつも遅刻だかんなー」
「おい、無視か」