「あーやっぱおじぃの授業はおもろいわぁ」


「あはは。轍くんはおじぃが好きなんだねー」



「好きやでーおもろいもん」


「結野m…《1年沢井裕希、木ノ内轍は今すぐ理科準備室に来ること。以上》…ちっ」


沢井くんの言葉を遮って放送が流れた



沢井くんと轍くんの眉間に皺が寄る



「今日紫音と帰りたかったんやけどなー…しゃあない。行きたないが準備室行くかぁヒロ」



「…あぁ。気を付けて帰れよ?結野宮」



「うん。大丈夫だよ♪お兄ちゃん達もいるしね。ばいばい」



轍くんと沢井くんに手を振り鞄を持って教室から出る