「ご…めん、なさい」



謝るとお兄ちゃんが焦りだした 


「い、いや謝らなくてもいいんだぞ?…おかえり紫音」



と私の頭をぽんぽんと撫でてくれた 




「…!、ただいま!お兄ちゃん」




リビングの方からお母さんの声がする 



「悠弥ー?紫音帰ってきたんでしょー?」



「ただいまー!お母さん」

私はリビングにいるお母さんに聞こえるように喋った 




リビングに入るとお父さんもいた 



「紫音ー!心配したんだぞー?」



お父さんが私をぎゅっと抱き締めてきた 



「おい、軽くセクハラするのやめろよ」


「セクハラなんてしてないわ馬鹿息子。」


「馬鹿じゃねぇ」


お兄ちゃんは少し怒っていた