「ね 圭と別れたって本当?」

彩乃はいきなりその会話に
触れてきた。

「うん本当。」
「何で?」
「だってあいつ浮気したもん」

私はもう興味ないし
という感じでいった。

「馬鹿」

彩乃は私の頭を軽く叩いた。

「浮気するはずないじゃない。あの日はね
友達の女と一緒にあんたへの
プレゼントを買いに行ってたのよ」

「え…なんで他の女といくわけ。
クリスマスなのに?」

「買った後会うつもりだったらしいよ。」

嘘だよ…。

いまさらそんなの聞いたって。

「どっちにしろ私の希望に添えなかったん
だから しかももう1年前の話だし。」

「圭はそう思ってないんだよ?
今でも紗織が…」

「言わないで。」

今言われても もう遅すぎるもん