それからまた2年がたった

クリスマスの日

約束の時間になっても圭は
来なかった

その意味を私はなんとなく理解した

これは昨日の話

いつものように二人で教室のすみで
先の話をしてた

子供は何人ほしいの?とか

式場どこがいい? とか。

その時に私がなんとなく いや
遊び心 冗談でいった

“もう圭嫌い”

それがきっと圭の心に強くささって
しまったのだろうと思う

昨日はいくらメールしても
電話しても出なくて

今日の朝一通[寝てた]って。

仕方なくカップルでにぎわう道を私は
とぼとぼと歩いていた。