ピン ポーン

圭の家のチャイムを鳴らす。
正直ドキドキしていた。

「え…。何?」

圭はすごく驚いた様子だった。

「やっぱ私圭じゃなきゃ駄目なの。」

圭は少し黙ってから私を抱き寄せた。

「俺も。やっぱ紗織じゃなきゃ
駄目だよ」

「その言葉信じてもいいの?」

「あたりまえ」