私が教室に入った途端

ガタンと音がした…

私は音がした方へ

目を向ける…

時間が止まったかと

思った…

さっきまで感じてた

周りの視線も感じない…

私の目に映るのは

席を立った

1人の男子生徒だけ…

「…美奈子ちゃん…?」

男子生徒は私に

そう声をかけて来た…。

私は思わず頷き

言いそうになった…

『龍太郎君』って…