「ごめんね。わがままで。」


不意に、美和が謝った。


「なに言ってんだよ。」


「私ね・・ずっと・・りゅう・・・」


龍矢とずっと一緒にいたい。


そこまで言うと、美和は眠りに落ちていった。


「なぁ美和。そこまで言ったら最後まで言えよ。」


俺は美和の髪をなでながら言った。


まぁ、言わなくてもわかるけど。


俺と一緒にいたいって言ったんだろ?


言われなくても、俺はお前といる。


お前を離さないから。