「うん。」


「足は?」


「ちょっと痛いけど、大丈夫。」


「口開けろ。」


「えっ?」


「いいから早く。」


「うん。」


何がなんだか分からず、口を開けた。


白い小さなものが、口の中に入れられた。


そのあとに、龍矢の口から水。


「飲んだか?」


「うん。なに?」


「鎮痛剤。これで痛みも引くだろ。」


「自分で飲めたのに。」


「今日は大人しくしてろ。」