朝起きると、美和はまだ眠っていた。


まぁ、当たり前か。


俺が起こさなきゃ起きないし。


たった数日なのに。


美和にものすごく、会いたかった。


「どんだけはまってんだよ、俺。」


起こそうかと思ったけど、やめた。


美和の額に手を置くと、かすかに熱い。


布団をかけ直して、俺はベットから出た。


ずいぶん寝た気がする。


目を覚ましたときには、龍矢は隣にいなくて。


時計は10時を指してた。


「起きたか?」


「仕事行ったのかと思った。」


「今日はいるって言っただろ?」