ずきんっ。


やだ。


またひねった?


「ありがとうございました。」


お互いあいさつして、コートを出た。


「みーちゃん、大丈夫?」


「りょー君。大丈夫。」


「そっか。」


私たちのそばに、龍矢が来た。


「立花さん、そこに座って。」


「はい。」


絶対ばれてるよね。


龍矢が私のシューズを脱がせた。


「痛っ。」


「ひねりましたね?」