「もちろん。」


「当たり前だろ?」


「うん。」


去年同様、気合いが入ってる。


私のクラスのバスケの試合は、朝すぐだった。


「美和、決めて!」


由衣からのパス。


迷わずボールをリングめがけて、放った。


ボールはゴールに吸い込まれた。


はっ、って入口の方を振り返ると。


りょー君がガッツポーズしてた。


その後ろには龍矢。


にやにや笑いながら。


口をパクパク動かしてた。


お・れ・の・れ・ん・しゅ・う・の・せ・い・か・だ・ろ?