「今日もシュート決めるたびに、キスしてやろうか?」


「なに言ってんのよ。バカ。」


そう言うと、ベットを飛び出した。


いつものように、朝ごはんを食べて。


「いってきます。」


そう言って、玄関を開けた。


「待て。」


「なに?」


「帽子。」


「体育館だから大丈夫だよ。」


「どうせ外行くんだろ?」


「うん。」


「まっ、別にまた日射病で倒れてもいいけどな。」


「なにそれ。」


「お姫様だっこ、出来るだろ?」