「えっ?」


りょー君の言った言葉が頭をよぎった。


みーちゃん彼氏いないの?


いないなら、俺が第一候補ね。


「んっ。・・・苦しい。」


「言え。言うまでやめない。」


「んっ、わかった。言うから。」


「何言われた?」


「・・・彼氏いないなら、俺が第一候補ねって。」


「はぁ?ふざけんな。」


「そんなに怒らなくても。」


「お前はなんて答えたんだ?」


「えっ?別になにも。大体、冗談かもしれないじゃん。」


「お前が負けたからって、代わりにテニスするやついるか?」


「それは・・ほんとに悔しかったのかもしれないし。」