「じゃあ、行こう。」


どうか、龍矢が来ませんように。


階段を下りて行く間に、由衣とりょー君はお互い自己紹介してた。


「ここだよ。」


「へー結構広いね。」


「敷地だけはね。そんなに、ビシビシやってる部活じゃないんだけどね。」


「ふーん。」


「美和、打ち合いしよ。」


「うん。りょー君、いつでも帰っていいからね?」


「おう。」


しばらく由衣と、打ち合いしてた。


「あれ?三木先生じゃない?」


「うそっ。」


グランドには、こっちに向かってくる龍矢の姿。


どーして、今日に限ってくるのよ!