りょー君に向かって歩いていくと、すぐに気づいてくれた。


「みーちゃん、来てくれたんだ。」


「もちろん。」


「うれしい。」


「これね、クッキーなんだけど焼いたの。よかったら食べて。」


「サンキュ。」


「ほんとにお別れなんだね。」


「そうだな。でも今度は、メールとか出来るし。」


「そうだよね。」


「1年だったけどさ、結構楽しかった。みーちゃんにも会えたし。」


「私も。」


「まぁ、衝劇的なこともあったけど?」


「私だってあれは・・・」


「俺でよかったよな?バレたのが。」


「ありがとね。ほんとに。」