まるで。


龍矢のぬくもりを感じてるみたいだった。


今日はこれで我慢するけど。


早く帰ってきて。


ねぇ、龍矢。


次の日。


いろいろあって、結局俺が家に着いたのは夜中。


美和はクマに抱きついて眠ってた。


着替えをして、クマをどかす。


クマがいたところに、身体を滑り込ます。


美和をぎゅっと抱きしめた。


クマをじゃない、私が感じたかったぬくもりに包まれた。


「おかえり。」


「悪い、起こしたか?」


「うんん。」