なんだ、覚えてくれてたんだ。


「俺の代わりにクマ抱いて寝ろ。」


「なにそれ。」


「美和はさみしがり屋だからな。もう、絶えれなくなってただろ?」


「そんなこと・・・」


あるよ。


目の前がかすむ。


涙が出そうになった。


「メールしていい?」


「ああ。」


「電話は?」


「出れるときは出る。」


「うん。」


「泣くなよ。あと1日だろ?」


「泣いてないもん。」