「えっ?」


「みーちゃんが恋する乙女になってるので、早く帰って来てください。早くしないと、俺がもらいますよって。」


きゃー


「やめてやめて。」


そんなことしたら、たぶん自家用飛行機で戻ってきちゃうよ。


「うそだよ。」


あははって、笑うりょー君。


「そういえば、帰る支度進んでる?」


「うん。順調。」


「そっか。向こうの高校は入れそう?」


「なんとかね。英語は問題ないし。」


「だよねー私も海外、住んでみたい。」


「じゃあ、一緒に来る?」


「えっ?」


「うそだよ。そんなことしたら、俺殺されそう。」