お母さんが、お菓子作りの先生ってのもあるけど。


私はこの感じが好きなんだ。


だから、料理したりお菓子作ったり。


好きなのかもしれない。


それからしばらくたって、龍矢が帰って来た。


「ただいま。」


「おかえり。早かったね。」


「早く帰るって言っただろ?」


後ろから抱きしめられた。


「美和、いい匂いする。」


「アッブルパイ焼いたの。あとで食べよ?」


「ああ。」


一緒に寝室に行く。


「美和、おいで。」