「ええ。どこでも、いいですよ。何か作るんですか?」


「うん。暇だから。」


「そうですか。龍矢様、喜んでくれるといいですね。」


「はい。」


んー何作ろうかな?


せっかく時間あるんだから。


なにか凝ったものがいいな。


パイにしようかな?


スイートポテトパイ?


ベリーパイ?


レモンパイ?


でも、今は。


今の季節は。


「あれにしよう。」


私は材料を用意し始めた。