私は私のままでいいの?


それでも、龍矢に迷惑掛からない?


「ゆっくりでいい。」


もう一度、そう言われた。


「寝ろ。熱、上がってる。」


「うん。」


龍矢に膝枕されながら。


龍矢のやさしい顔見ながら。


私は眠りに落ちていった。


なぁ、美和。


熱まで出して、無理することないんだ。


いや、俺が悪いのか。


ほんとは、気づいてたんだ。


来る前から、お前に熱があるの。


キスしたときから。