愛してるなんて。


龍矢にしか言わないよ。


俺の隣で、美和はすやすや眠ってた。


なぁ、美和。


俺はわがままか?


他の男に。


美和のすべてを見せないで欲しいなんて。


でも、しょうがないんだよ。


それだけ、お前のこと好きなんだから。


美和を独り占めしたい。


そう思ってしまうんだから。


「龍矢・・・好き。」


「起きてるときに言えよ。」


好き。


その一言で、俺はまたお前を好きになる。