幸せだって。


今は、三木先生のことしか考えられないって。


それに、こうも言った。


先生とかじゃない。


出会ったのが、先生と生徒だっただけ。


俺のことは。


大切な幼なじみで、大切な友達だって。


この2人は本気なんだ。


だって、同じ言葉を言ってた。


先生と生徒?その前に、男と女だ。


先生とかじゃない。先生と生徒だっただけ。


「聞いてたんですか?」


「いや、聞こえなかったよ。」


屋上に続く階段の踊り場に、三木先生がいた。


「先生。」