俺と三木先生が話してる間に、みーちゃんは保健室を飛び出して行った。


「みーちゃん!」


俺の声なんか、聞こえなかったみたいに。


「君は彼女のことが好きなんですか?」


先に口を開いたのは、三木先生。


俺は先生に挑むような態度をとった。


「先生こそ、どうなんですか?俺には、生徒に手は出さないと言ってました。」


「僕の質問に先に答えてください。」


「俺は・・・好きです。ずっとずっと好きでした。」


「そうですか。」


それだけ言うと、三木先生はベットを立った。


「三木先生?」


「だったら俺から奪ってみろよ。」


「えっ?」


「俺だって美和のこと好きだ。愛してる。」


なんだよそれ。