よかった、って。


それは置いといて。


俺は今見たことをみーちゃんに話した。


みーちゃんの顔色がだんだん変化していった。


「龍矢、どこ?」


「えっ?」


今、なんて言った?


龍矢?


龍矢って、三木先生のことか?


そうだよな?


ほかに誰もいないし。


なんで、みーちゃんが龍矢って呼ぶんだ?


「どこにいるの!?」


「たぶん保健室。」


俺の言葉を聞いたとたん、みーちゃんは飛び出して行った。