あるクラスのとき、突然セットが壊れた。


「おい、大丈夫かよ?」


「セットっていっても軽いもんだから、大丈夫じゃね?」


そんな会話をしてた。


「なぁ、あれ三木先生じゃね?」


「そうだよな?もしかして、生徒庇ったのかよ。」


「かっこいいー」


「でも、頭打ったぽいよな。」


確かに、三木先生は頭を押さえていた。


「とにかく戻るか。」


「おう。」


劇はそのまま中止になり、俺たちは調理室に戻った。


みーちゃんを見つけて、今あったことを言おうとした。


なにも知らないみーちゃんは、おかえりって俺を迎えた。


あっ、嫌われてないみたいだ。