新井さんが声を上げた。


「俺、追いかけようか?」


「お願い。」


タオルを預かって、2人を追いかけた。


「なんだよ。あれ・・・」


俺はありえない現場に遭遇してしまった。


三木先生がみーちゃんを抱き上げてたのだ。


それはまるで、恋人どうし。


それを連想させる光景だった。


俺は声をかけることもできず。


その場を後にした。


なんだったんだ。


あの光景は。


頭の中が、ぐるぐる回ってた。


ものすごく、印象に残った。