あっ!


やだ。


カーテンを開けたのは、りょー君。


表情はよくわかんない。


何考えてるの?


私たちを見て。


「何してるんですか?」


先に口を開いたのはりょー君。


「あっ・・・これは」


「みーちゃん、なにしてんだよ!」


りょー君が私の手首をつかんだ。


「離れろよ。相手は先生だぞ。」


「いた・・い。離して・・・」


りょー君の手に、力がこもった。


「嫌がってるだろ。離せよ。」