それでも、午後になると人が少なくなってきた。


私と由衣は疲れて、調理室の椅子に座ってた。


りょー君はクラスの男子と、どこかに行ってしまった。


「疲れたー」


「私も。」


「あとどれくらいで、終わるっけ?」


「2時間くらい?」


「マジで?もうやだー」


「校内回る力もないよ。」


「だねー」


「私トイレ。」


「いってらっしゃい。」


由衣を見送った。


龍矢は確か、劇の手伝いするとか言ってたな。


そろそろ劇も、終わりの方のクラスか。