「気が済んだ?」


「続きは家でな。」


「はぁっ?」


もー


いい加減にしてよ。


こっちは心臓バクバクなのに。


「どこ行くの?」


「体育館。」


「なんで?」


「劇の手伝い。」


「ふーん。頑張ってね。」


「適当にやってくるわ。夜のために、あんま頑張んないように。」


「りゅーやー!」


ハハハって笑って、龍矢は行ってしまった。


よくそんなこと、言えるわね。