2学期。


「美和、起きろ。」


今日も龍矢のキスで、起きる。


「おはよう。」


「おはよう、美和。」


「学校行かなきゃね。」


「そうだな。」


もそもそと、布団の中から出る。


「ちょっと、なに?」


龍矢に腕をつかまれた。


「キスして。」


「はっ?いきなりなに?」


「次に美和に触れられるのは、夜だ。」


「だからなに?」


「だから美和からキスして。」